寒い時期は「入浴法」を間違えると危険です!

温かいお風呂が気持ちいい季節ですが、入浴に関連して亡くなる方は冬に集中していることをご存じでしょうか?

毎日入浴している人は幸福度が高いという調査結果もあるほどですが、寒い時期は「入浴法」を間違えると危険です!

寒い日は特に温かいお湯に浸かると、気持ちいい~♡

今夜も暖かいお湯につかり、心身をリフレッシュさせましょう!

こちらでは、入浴の3つの作用、入浴時の5つのポイント、ヒートショックに注意!についてご紹介しています。

入浴の3つの作用

入浴の3つの作用
お湯に浸かることで得られる作用をご紹介します。

温熱作用

温かいお湯に浸かることにより、血管が拡張し、温まった血液が全身を巡り新陳代謝が活発になります。

また、疲労物質や老廃物が除去されて疲労回復の効果も期待できます。

浮力作用

水のなかでは浮力が身体にかかり、体重が10分の1程度になると言われています。

そのため日中、緊張していた筋肉や関節への負担が軽減されるため、リラックス効果も期待できます。

水圧作用

入浴することにより、身体に水圧がかかりますので、足や腰など心臓より下にある静脈やリンパ管を圧迫されることにより、心臓に血液が押し戻されやすく、血行促されるようになります。

安心!入浴時の5つのポイント

安心!入浴時の5つのポイント

入浴前後に水分補給

これもよく聞きますが、1回の入浴で800mlほどの水分が失われると言われています。

水分が失われると血液の粘度が上がり血栓もできやすくなりますし、脳梗塞や心筋梗塞の誘因となりますので、水分補給は大切ですね!

入浴前に脱衣所、浴室、部屋を暖めておく

入浴前に脱衣所、浴室、部屋を暖めておく
暖かい部屋からの、寒い脱衣所や浴室はヒートショックを起こしやすいくなります!

入浴前に浴室はお風呂のフタを開けておくなど、浴室や脱衣所を暖めておきましょう。

お湯の温度は40度くらいがおすすめ

熱いお湯(42度以上)は血圧や心拍数が急激にあがりますので、のぼせてしまう場合もあります。

熱いお湯は、すぐに体温も上がりますが、40度くらいのぬるめの湯にじっくりと入る方が、緩やかに体温が上昇し身体の芯まで温かくなりますよ。

また、寒い時期は熱いお湯(42度以上)を使用したくなりますが、皮膚の乾燥を早めてしまいます。

入浴時に声をかける(ご家族のいる方は)

もしも、浴室内で倒れたり意識を失ったとしても、家族の人に早期に発見してもらえますから安心ですね。

食事の直前直後の入浴はしない

ヒートショックとは、直接関係ないですが、食事の前後にお風呂に入ると胃や腸にまわる血液がすくなくなるため、消化不良を起こしやすくなります。

30分程度は時間を空けてから入浴しましょう!

ヒートショックに注意!

ヒートショックに注意!
ヒートショックとは、急激な温度変化により血圧が上下したりすることです。

ヒートショックは入浴時だけと思いがちですが、急激な温度変化が原因なので暖かい部屋から寒いトイレに行った時、外出先から暖かい家に戻った際も起こりやすいですので、気をつけましょう!